自己愛の詩~自己愛性人格障害者との約3000日に及ぶ格闘と分析~

これから私と、自己愛性人格障害者の元パートナーとの戦いについて書いてゆきたいと思います

◆自己愛性人格障害者が、突然自己分析を始めるという驚き その2◆

私の加害者だった「自己愛性人格障害者」の女は、この世の全ての者に賞賛される事、また全ての賞賛されるべき要素を手にする事が理想であり、彼女の中のゆるぎない常識であったのです。
 
 
 
それゆえ自分にない物を他者が持ち、それが賞賛の対象となると、激しい嫉妬と羨望に狂ってだだをこねる三歳児のような顔つきに変貌し…
でも他者の持ち物が全て手に入らないと分かると、それを巧妙に破壊したり無効化したりして、あからさまに快感を感じているのです。
 
例えば…
 
 
●「自分より美人の女性」を見ると→男に媚びてる、顔が性器みたいだ、だからあの女は実力者と片っ端から寝てる売春婦だ→と言いふらす。
 
●「自分より容姿が劣るが、仕事が認められてる女性」を見ると→ブスだから頑張らなきゃ男に認められないから頑張れたんだ、その点自分は美人だからそこまで頑張る必要がなかったから不利だ、だからあのブスはブスゆえにズルイ!、そう言えばあのブスにこないだシカトされた、だから絶対ああいうブスは底意地悪い→と言いふらす。
 
●「自分より金持ち・家柄の良い人間」を見ると→ズルイ、って言うか金持ちの家ってのは大概エグイ商売やってるはず、大勢の恨みを買ってるはず、かかわるとろくな事がない→と言いふらす。
 
●「自分より貧乏で、仕事が認められてる人間」を見ると→貧乏人のハングリーはズルイ、自分は中流家庭だからあんな貧乏人のハングリーは持てないから不利だ、でも貧乏の出はどこか歪んでてかかわるとろくな事がない→と言いふらす。
 
 
 
とにかく、自分以外の人間が賞賛を浴びるのは、身を引きちぎられる様な思いなのであります。
 
 
 
そんな人物が、自己を分析し改める様な事に至ったきっかけとは、何だったのかと言うと…
 
 
 
 
 
取っ掛かりは、ある女性に初対面で…
 
 
この上ない、これまでにない、とても彼女のことを良くわかっていて、痒いところに手の届く、最高の賞賛を浴びてしまった事なのです!
 
 
 
自己愛女はこの女性(以後H美)と知人の紹介で初めて会った時に、
 
 
 
 
「あなたってホント美人…羨ましい!それに話し方もアタマがいいし、回転が早いし…仕事っぷりもよく存じてます!そう、私前からあなたの大ファンだったのよ。毎日ね、神様にお祈りしてたの…あっ、別に怪しい神様じゃないのよ。うちは代々仏教で、ホントただの仏教で、仏様にこうお祈りしてたわけ。ああ、こんな素敵なお仕事する●●さん(自己愛女)と、いつかお会いできて、一緒に何かお仕事出来たら嬉しいなぁって…それがね、今叶ったって事なの。神様が私たちを引き合わせてくれたのよ…!」
 
 
この言葉に、自己愛女は脳内からとっても気持の良くなる物質がジュワジュワと噴出し…高揚し…性的ではないエクスタシーを感じ…
 
 
 
 
H美に「私もあなたに運命感じる!親友になりましょう!」と、握手を交わしたのだそうだ。
 
そして自己愛女は、H美の提案する仕事のプランを聞き、その日のうちに海外に移住する事を決定し、その翌日には仕事も辞めて定期預金も解約し…
H美とのビジネスに、人生を賭ける事にしたらしいのだ。
 
 
 
H美は父が与党の議員、恋人は大手広告代理店のプロデューサー、自身も大手商社勤務だった事もあり、海外の某国でのビジネスプランを計画し、そのパートナーをずっと探していたそうなのだ。
 
 
 
 
そして議員や大手マスコミもバックアップする、ある種国策的なプロジェクトに参加し、安く見積もっても数十億の利益が見込める…という話に、自己愛女は頂点に上るがごとく高揚した!
 
 
そして退職金と貯金で拠点のアパートや、必要な機材もろもろも揃え、日本を経つ約束の日が近づき、H美にプロジェクトの進捗具合を尋ねたところ…
 
 
 
 
 
「あ、あの話?なくなっちゃったわよ」
 
 
 
と、ニコニコと話すH美。
 
 
 
H美に殺意満点で詰め寄る自己愛女に、H美の口からまた意外な情報がもたらされた。
 
 
「あれはなくなっちゃったけど、別でもっと凄い儲け話があるのよ…あのね、映画のハリウッドって知ってるでしょ…」
 
 
 
また別の儲け話に興味をひかれてしまった自己愛女は、あっさり怒りを納め、また次の「甘くておいしい」話に取り付かれてしまう。
 
 
 
 
 
実は、このH美は…
言ってる事が全てデタラメで、でもウソを付いてるなんて自覚の全くない…
 
 
超超超超超虚言壁オンナだったのだ…!
 
 
そして、H美の虚言癖は彼女の知り合いの中ではとても有名だったが、H美もかなりの美人ゆえ男が群がってしまい、その群がった男の中に「有名人」や「大会社勤務」が居ると、自分勝手に変換されてストーリーが進み、いつの間にか…
 
 
 
父は与党の議員で恋人は大手広告代理店勤務で、自身も大手商社勤務という事になってしまうらしいのだ。
 
 
 
自己愛女は、後日談として私にこう語った。
 
 
「もうね…とにかくね、とことん…話が通じないの!脅しても凄んでも、話聞いてるのか通じてるのかも分かんないし、すっごい立ち振る舞いとかきちんとしてる割には、なんだか瞳孔開いて一点を見つめてる感じだし…とにかく気色悪いの…」
 
 
そして…
 
 
「わたしって、もしかして今までH美みたいに気色悪い女だったのかもしれない…身包み剥がされていい勉強になったかも知れない…それに、ああはなりたくない。だってみんな陰でH美の悪口しか言ってないし、H美にはスケベ根性で寄ってくる男しかいないのよ…」
 
 
 
こういう経緯があり、自己愛性人格障害者が突然自己を分析し改め…
 
現在に至るわけなのですが。 
 
 
私としては方法論はともかく、この「自己愛女」がそれなりにまっとうに他人を傷つけずに生きていけることを願いつつも、自分自身もいつ再発して再ターゲット化しないか、慎重に見守ってる次第なのです…。
 
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